いつも変顔のせいで聞き流されてしまう有安杏果の話とそのノリが生まれた秘話
3月5日「しゃべくり007」にももいろクローバーZが登場。
実に三回目の出演となった。
その際、初登場に引き続いて行われた、有安杏果の長い話を他のももクロの四人としゃべくりのメンバーが聞かずに変顔をするというノリ。
この流れの中、音楽と変顔に対する笑い声で視聴者にもほとんど伝わっていないのに、無理やり一生懸命、話を延ばしている有安に敬意を表して長い話をちゃんと聞いて書き起こしてみる。
まず、「メンバーの中で一番キレやすいのはだれ」という質問に名前をあげられた有安。
上田「どの辺でキレやすいの?」
あーりん「よく電話とかでママとケンカっていうか」
上田「どんな口調でケンカしてんの?」
あーりん「大阪弁っていうか、関西になるんですよ、お母さんとしゃべってると。もも、もう切るかんな!みたいな感じでよくケンカしてるなってイメージあるよね」
上田「たとえばお母さんはどういうことを言ってくるの、電話で」
有安「まず、あの…」
上田「ごめんなさい。前回確かキミすんごい話長かったよね?コンパクトにお願いできるかな?」
しおりん「見せてやれ!成長の成果を!」
そしてはじまる有安の一生懸命延ばしトーク。
あのまず、ママとケンカする前にやっぱりその原因があると思うんですよ。
で、その原因は私もよくわからないんですけど、まず朝起きるじゃないですか?そうすると、あの、お母さんがなんかもう朝起きた時点でなんか、早くしなさいみたいな感じで怒ってるんですよ。
で、なんでそんな怒ってるんだろうって思ったら、なんか、私がなんか昨日寝るのが遅かったかららしくて、でも私は別にそんなに、あの、遊んで帰って遅かったわけでもないし、私も別に急いで帰ってきて急いで寝たのに、で、今日もなんんか早く起きて今日もお仕事だ!ってルンルンってしてるのになのにそうやっていつも怒るんですよ。
それで、しかもなんか「今日何があったの?」とかって聞かれて、それで、だから、私はあのー、話をするんですけど、全然聞いてくれないんですよ。で、もともと話を振ったのはママなのに、なのに私には早くしろ早くしろって言ってくるんですよ。
それで、そのままもういい!って家を出てそれでももクロの現場に行って
上田「わっかりましたー!」
ちなみに第一回、まだZが付く前に出演したときにこの流れは完成した。
お悩みとして「誰も私の話を聞いてくれない」と言う有安。
上田「まあ、わかる気はするよ。なんで聞いてくれないの?」
有安「あの、スゴイ1つの話をするのに長いんですよ、私って」
上田「実際やっぱり有安さんの話は長いの?」
あかりん「尋常じゃなく長いです」
しおりん「結論から言ってくれればいいのに結論までがすごく長くて」
上田「ちょっとじゃあ、何かお話して。今年のお正月何してた?」
有安「今年のお正月は、まず、朝起きたんですよ」
上田「そっから!?ごめんなさいもうきいてられませんけど。お正月のさ、特にイベント的なこととかさ」
そして始まる有安の話。聞いているときのメンバーの変顔がこれ。
えっと、バスに乗って初詣に家族と一緒に行ったんですけど、そのバスに、まず乗るにあたって、乗るにあたってまず、10分ぐらい待ったんですよ。バス停で。
で、最初座れなかったんですけど途中でおばあちゃんがあのー、降りたんですけど、座ろうと思ったらまた別のおばあちゃんが来たから譲って、でそのまま結局立ったまま初詣するところまで着いてバスを降りてよっしゃ行くぞと思ったら屋台があるじゃないですか。
だからスゴイいい匂いがするんですよ。それで、とうもろこしを買って、もう一回並んでで、ようやく並び終わって行ったんですけど、神社じゃなくて並んでたの間違えててお寺だったんですよ。
せっかく並んだんですけど、別のところに行って神社でお墓参りをしてそれで、おみくじを最初家族みんなで引いたらママとパパは両方とも凶だったんですよ。
それでなんか縁起が悪いねってことになって、それであの、もう一回引こうってことになってそれで、あのもう一回引いたんですよ。
そしたらまた今度はなんか忘れちゃった〇〇〇(れにちゃんのガチすぎる変顔に対する笑い声で聞き取れず)
それで初詣は終わりました。
上田「聞いてられるか!!!!!」
有田「もう解決しましたね。あなたが話してる時にみんなが変顔をするってことで」
有安「はい!!」
ちなみにこの流れが生まれたきっかけについてこんなエピソードが「Quick Japan」に載っている。
インタビュアー「他の皆さんが変顔をすることになった経緯は?」
あかり「最初は「有安の話が長い」っていうトークだったんですよ」
あーりん「芸人さんたちがこれをどうやって面白くしてくれるんだろうってわくわくしてて」
あかり「そしたら変顔をする流れにしてくれて、私たちもモニタ見て、すごく楽しかったんですよ。お客さんと一緒に普通に笑って。でも途中から、もう見てるだけじゃなくてやりたくなってきて「やりたいね」とか小声で話してたんです。そしたら(チュートリアル)徳井さんが気付いてくれて、カメラマンさんに言ってくれたんですよ。それで私たちのほうにもカメラを回してくれて。あとは自分たちでやりたいって言ったことだから、全力でやる、みたいな」
夏菜子「最初はやっぱりアイドルだからこっちには回ってこないみたいな感じだったんですけど、「やりたいやりたい」って言ってたらやらせてもらえて。私たちはいつも「芸人さんみたいなアイドルになりたい」って言ってるので、すごい楽しかった」
このノリは徳井の機転によって生まれ、有安のがんばりによって成立し、そして夏菜子の「私たち年に一度春風を呼ぶアイドル」という自己紹介で強引に立てた来年も出るフラグによって続いていくだろう。